ジョンソンRの徒然日記

よつばと!に癒しを求めるクソオタク供へ

2019-01-01から1年間の記事一覧

不自由であることと不幸なことはイコールじゃない。哀れに思われる言われはないよ。

冒頭の言葉は「鋼の錬金術師」から。だけれどここで記述したいのは「聲の形」という漫画について。 聴覚障がい児童であったヒロインと、異物という刺激的なコンテンツとしてイジメを愉しんだ主人公。 その過去を後悔し、また自身の存在の価値を低俗なものと…

仮定法過去の亡霊

「僕は考えた。ひとの生は、なしとげたこと、これからなしとげられるであろうことだけではなく、決してなしとげなかったが、しかしなしとげられる《かもしれなかった》ことにも満たされている。生きるとは、なしとげられるはずのことの一部をなしとげたこと…

自己療法的自己満足

迷いと決断というなれば、まだ自分の中でそれは訪れてはいない。 だけれど、いよいよ逃げていけないのではないかという後悔と反省を含めて、自身の背中を押すものとして、 或いは自己療法の一種として、この告白文こそが転機として機能するものとして、 でき…

夫のちんぽが入らない/コンビニ人間の書評。

この二つを読んだ時、かつての村上春樹や江國香織、吉本ばなな、 歴史を辿れば夏目漱石、太宰治に希求された役割を現代で再現しているように感じた。 共通項は自己肯定感があまりにも低いということだ。 自己評価が著しく低い私を示すがために、相対的に「全…

ライ麦畑の囚人の末路

三浦展が生み出した「ファスト風土」の監獄の呪縛に右往左往した経験の持ち主はごまんといるだろう。 「ここは退屈、迎えにきて」を、直後に「レディ・バード」を視聴して、この2つの作品には通ずるものがあるとして批評を兼ねて記録していく。 まずは前者…

酔狂

こないだ、辞職した上司とのお酒の席が設けられた。 正確に言えば辞職ではなくグループ会社への出向であり、またお酒の席といっても数十人単位でお誘いがあったような、いわゆる送別会ではあるが。 以前の記事にも記載したが、上司(仮にMとする)は事業部長…

テレフォンカード

財布を新調し、カード類等の内容物の入れ替えのために整理した際に見つけ出した。 携帯電話が普及した昨今では、旧世代の遺物と言っていいシロモノだ。あまりの使用頻度の低さが、40以上の度数の蓄えに現れており、ほとんど新品と言っていい状態にあった。 …

バクマン。

叔父は昔、映画の脚本家として生計を立てていたという。Amazonなどでも、彼の名前は確認できるし、(当時としては定かではないが)現在としては著名な俳優陣も参加している作品だった。 彼は20代の隅々までその生活を維持し、30代の頭には区切りをつけ祖父母の…

「職場の人間関係や思惑は複雑でなにを優先基準と設けるべきか、まだまだ新人の君達はわからないだろう。会社の中で3人、この人だけは裏切らない、信頼しようという人間を決めるんだ。3人でいい。シンプルだろ?」 ただのスケベじじいとしか思えないクソッタ…

全国転勤可能と銘打って採用をされた人材を、その言葉を信じ活躍の場を設けることが自分に課せられた仕事になる。都市部での華やかな暮らし、馴染みある交友、環境的に不便のない生活など、自身の希望とする地域は人生において切って離せないものがあるだろ…